2021年12月20日月曜日

【何が起こるか分からない】10万円チャレンジは魔法の呪文、パルプンテのその先に。

天候 晴れ
今歌 「パルプンテの歌」山田孝之



やっほー!!
今日は日記的な忘備録までにブログ記事を書きます。
本日、二カ月間、合同会社sunsuntoでお手伝いをしてくれていた、紅ちゃん&りのりのが鳥取大山を旅立ちました。(2021年11月30日執筆)



いろんな人に関わり、鳥取大山に新鮮な風をふかせてくれた二人に心からありがとう。そんな二人のことについて、せっかくなので振り返りたいなと思います。想いは新鮮で旬なうちに言葉に残しておこう。







求人がキッカケで、縁もゆかりもない鳥取県大山町へ。




そもそも二人が訪れたのは、こちらの求人がキッカケ。
"やってみたいこと支援型"の事業運営サポートメンバーを募集します
上記求人から言葉を引用すると…


sunsuntoが運営する「トマシバ~泊まれる芝畑~(宿泊事業)」「シゴト場カケル(シェアオフィス事業)」等のサポートをしながら大山に2ヶ月間滞在し、自分の「何かしたい」「やってみたい」を実現して頂きます。

そしてsunsunto側からは以下2点を具体的に支援させてください。

①10万円の資金提供

②滞在拠点の無償提供(「わたげ荘」というシェアハウス)


事業運営サポートに対しての報酬は発生しない代わりに、住むところの提供と初日にやってみたいことを実現するために10万円を支給させて頂きます。(引用記事「"やってみたいこと支援型"の事業運営サポートメンバーを募集します」2021年9月6日月曜日

 

 つまり、二カ月間の間で、暮らす場所と資金も提供する中で、自らの興味を自由に形にしてくださいという企画でした。別名『10万円チャレンジ』。



求人を公開して、ほどなく二人から募集がありました。それが、愛知県の大学三年生で「地域での暮らし」に興味を持ち始めたりのりのと、長年勤めてた看護師をやめて地元島根県島根町で活動しはじめたばかりの紅ちゃんでした。



もともと、一人だけの募集でしたが、りのりの紅ちゃんと話したあとに、どういう関わり方であれ、ふたりとも鳥取大山に呼ぼうと決めました。決め手はひと言でいえば、人柄なのですが、それぞれ企画に対しての興味やアプローチが違うところも面白いなと感じていました。だからこそ、ふたり同時に来てもらうのが良いなと。



りのりのについては、決まった後にも、壁が二つありました。①大学の研究室であるゼミをリモートで受けさせてもらえるように交渉すること。②長期で滞在することについて、親御さんにしっかり説明して納得してもらうこと。




特に②については、とても自分と向き合って、まっすぐに親御さんに伝えようとしていました。この段階で相談も受けていましたが、鳥取大山にやってくる前からチャレンジは始まっていましたね。無事親御さんにも理解してもらい、応援してもらい大山へ。※そして滞在中には、なんとタカさん(りのパパ)もわたげ荘に遊びにもきてくれました。



滞在中のふたり、それぞれ自由なスタイルで。



滞在場所は、鳥取大山のシェア別荘兼シェアハウスの「わたげ荘」。それぞれ個室で二カ月鳥取大山の暮らしを体感できるように。そして、合同会社sunsuntoのお手伝いは土日の9:00-15:30のみ。それ以外の時間は自由にすごしてもらえるように。仕事やお出かけなど、時間外でも興味あることであれば、一緒に行動もしていました。
(関連記事「【鳥取大山わたげ荘~祝一年記念~】面白そうだから、シェア別荘一年目の変遷や変化をまとめてみた。」)




りのりのは平日は大学の授業をリモートで受けつつ、紅ちゃんは地元島根町と鳥取大山を行き来するような暮らしのスタイルでした。それぞれ過ごし方が違う中で、自分にあった鳥取大山わたげ荘での暮らしをしていました。



そんな中で、滞在のいちばん最初に手渡したのが、興味を形にするための10万円でした。考えてみると…自分の興味を形にするために10万円をまとめて使う機会ってあまりありません。だからこそ、興味を形にすることはもちろん、10万円を使い切ることも、二人にとってはチャレンジだったと思います。



そんな中、どんな暮らしを具体的にしていたのか。そのあたりの滞在中のことについては、つぶやきを引用しておきます。













本当に二か月の一部ですが、かなり濃い時間を過ごしていたのだなと、つぶやきをちょっと振り返るだけでも思います。どんどん自ら動いていく二人だからこそ、どんどん一つの体験を自分の興味に引き付けて広げていった印象を持っています、すごい。


 

『10万円チャレンジ』成果発表会、いつものお金と何かが違う。



今回、滞在が終わるタイミングに合わせて、『10万円チャレンジ』の成果報告発表会の場を設けました。超詳細が気になる方は、ぜひオンラインでの発表や、本企画についての二人の振り返り記事もご覧になってください。



(関連サイト「オンライン発表会(りのりの発表03:04~14:35 / 紅ちゃん発表 39:34~1:01:00)」、りのりの関連記事「ありがとう、大山。」、紅ちゃん関連記事「【大山で過ごした、2ヶ月】」)



発表の時に印象だったのが、自由に使っていいはずの『10万円』を使うことに心理的ハードルがあったことでした。それはきっと、今まで二人が経験したことがない、お金の使い方だったからなのかなと思います。



今回二人に渡した『10万円』は、普段のお金とは異なる方向を向いたお金でした。



どういうことか。例えば、会社の中で予算をもらって、運用していくお金は、何かしら会社につながるような方向を向いています。例えば、会社や個人で仕事の対価として自分がもらったお金は、自分の好きなことに使うこともあれば、ためることもあると思いますが、自分の興味にすべてを使い切るという方向に向いてはいません。



そういった意味で今回の『10万円』は、自分の「興味」を何にも遮られることなく使えるお金でした。自分の『興味』や『やってみたいこと』に方向が向ききってるお金



だからこそ、難しかったのかなと思います。ただ、例えば自分で何か事業をはじめるときや、自分で何かを形にし始めるときには、今回のお金との向き合い方が活かしていけるんじゃないかなと思います。


10万円チャレンジは魔法の呪文、パルプンテ。



りのりの、紅ちゃんとも最終的にしっかり向き合い、それぞれの興味から『10万円』を別の形に変えてくれました。今回は『10万円』を使い切れたパターン、使い切れなかったパターンと両方ありましたが、これに失敗自体ありません。



どんな結果でも、そこに行き着いたその人なりの説明や解釈があれば、それは成功です。
そういったときに、お金を出してる側にとってのメリットはあるの?そういう声が聞こえてくるかもしれないので、ひとこと。



「あります。」



なぜなら、僕らが期待していたのはパルプンテだからです。
何が起こっても、どう転んでも、パルプンテの結果を見ること自体が一つの成果。



そして、そのパルプンテを起こした張本人にとっては、パルプンテまでの説明や解釈がそこにあれば、自分にとって実のある経験になっている。そう考えると、お互いにとって◎な仕組みが『10万円チャレンジ』だったのです。



今回は初めての取り組みでしたが、
二人とも本当に楽しいパルプンテを唱えてくれてありがとう。




りのりのは、パルプンテを唱えた結果、「わたげ荘図鑑」を生み出し。
(関連記事『【わたげ荘図鑑】はじめに。』『【わたげ荘図鑑Vol.1 いーおーさん】』)



紅ちゃんは、パルプンテを唱えた結果、「島根町×大山町ビーチクリーンイベント」を生み出しました。
(関連サイト『Let's enjoy ビーチクリーン』日本財団 海と日本PROJECT)



ナイス、パルプンテ!!!!!!!




ちなみにこの『10万円チャレンジ』は、今後も定期的に続けていこうと思っています。10人、100人と…。そういう意味で紅ちゃん&りのりのはトップバッター。今後、後輩が現れた時には、パルプンテを唱える前の心構えなどをぜひ教えてあげてね。




それでは、最後に改めて…
りのりの&紅ちゃん二カ月間、本当にありがとう。
鳥取大山にゆかりもない中、自分が暮らしてきた場所と違う環境で暮らすことは思っている以上に大変なこと。だけど、二人ともそんな環境自体を楽しんでて、ほんとにこちらも一緒にその時間を楽しませてもらいました。



それでは、また近いうちにー!!!
最高のパルプンテをありがとう!!!
これからも自分も周りも、
びっくり楽しくなっちゃうようなパルプンテおこしてこー!!!!





※パルプンテとは…
パルプンテとは、「何が起こるかわからない」という意味です。人気ゲーム、『ドラゴンクエスト』に出てくる呪文のひとつです。戦闘中に使うことができるものの、何が起こるか分からないギャンブル性の高い呪文として知られています。

HP回復やMP回復といった地味な効果をはじめ、何も起こらなかったりもする。流星で敵味方全員のHPが1になったり、【山のように大きな魔人】が現れたり、力がみなぎる(味方全員の通常攻撃が必ず会心になる)等が有名。




紹介したいもの



■シゴト場カケル

鳥取大山で運営しているシェアオフィス。写真、デザイン、動画制作、イベント企画立案、クラウドファンディンまで、各ジャンルに特化してるメンバーでチームを組んで対応します。なにかご相談あればお気軽に下記からどうぞ~!



■トマシバ

今シーズンは終了。来シーズンは、2022年4月1日~

鳥取県大山の麓。名峰大山と日本海のあいだ標高300mに広がる広大な芝畑で、一日一組限定のグランピング。暮らしに触れる様々なアクティビティもご用意。滞在される方ひとり一人に合った旅行コースの相談ものってます。(トマシバ詳細は画像をクリックしてね。)




■鳥取のプロ、まさし


観光プロデューサーまーしーが、鳥取の魅力をゆるく発信するYouTubeチャンネル。(
詳細は下記画像をクリック!)