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2016年11月13日日曜日

【完成披露宴】大山アニメーションプロジェクト2016 Daisen Curry Party

天候 快晴
今歌 「」宇多田ヒカル


やっほー!!!!
先ほどまで、大山アニメーションプロジェクト2016年におじゃましてました。
僕の感覚が新鮮なウチに言葉に残しておきたいと思います。
アニメーション完成披露宴Daisen Curry Partyの様子を覗き見しちゃいましょう!
はじまりはじまりー



総合司会チャンキー松本

今年も戻ってきてくれました、チャンキーさん。なにを隠そう、あの「大山ワワワ音頭」の生みの親です。いつも大山町で祭り事があると駆けつけてくれるお祭り男です。ちなみにチャンキーさんが身にまとっているカラフルな服は、大漁旗という漁師さんが船に掲げる旗です。しかし、大漁旗も漁師が減ったことで、家の中で眠っていました。その大漁旗を”お祭りのコスチューム”として生き返るキッカケも、「大山ワワワ音頭」でした。”風の人”という立場から、大山が明るい方向へ向かうそよ風をおこしてくれます。
そんなこんなでアニメーション完成披露宴スターーーート!!


Daisen Curry Party 開演

アニメーション完成披露宴を”食”で盛り上げてくれたのは、カレーが人気の4チーム。一夜限りの奇跡のコラボレーション。ひとつひとつに個性あり!美味しすぎておかわりしてしまいました。まずは”胃袋”を掴む。何事にも重要なことですね笑
ちなみにサラダではOrangeBoxを使用したやぶちゃん特製サラダも。全部まとめて、さっそく写真で振り返り。

今回のカレー四種!左上から順に説明して行きましょう。



①食堂カルン(左上)

多摩美術大学卒業後、東京・中野の無国籍料理店でアルバイトしながら料理を学んだオーナーが6年前にオープン。今は移転準備のため休業し出店を中心に活動中。鳥取市の人気店・食堂カルンが満を持して大山にやってきました!今回はポークカレー。変わった香辛料(?!)を使っていたからか、思っていたポークカレーよりもスパイシーで美味しかったです。今は、米子大山あたりで次の店舗を探しているとのこと。大山周辺にお住まいのみなさん、良い場所あればぜひ紹介してあげてください!



②日々の糧(右上)

玄米・野菜・大豆をメインとした、安心して食べられるメニューが人気の「日々の糧」。自然の恵みいっぱいの、心と体においしい米粉を使ったカレーラーメンをいただきました。ラーメン自体も素材にこだわっているのがわかり、再度お店に足を運びまた違った料理も楽しみたいなと。
ちなみにオーナーのハ二ーさんには、個人的に非常におせわになった記憶がありまして。というもの、お店に行った際に、車のライトつけっぱでバッテリーがあがってしまったことがありました。その時にまだ「はじめまして」にも拘らず、非常に親切にしていただきました。料理にもその人柄がでまくってますので、ぜひみなさんも「日々の糧」に足を運んでみてください。



③KaSaRa cafe joint(左下)

鳥取県日野郡江府町通称奥大山に所在するKaSaRaカフェさん。各地のイベントでも好評なこどもも食べられる、やさしい味のベジ豆カレーで出店です。香辛料が聞いていて、シンプルに美味しかったです。おかわりしました!そして、普段あまり飲まないのですが、ビール(レッドアイ)が一緒に飲みたくなりました笑ちなみにカレーと違うところですが、チップスが非常に美味しかったです。おそらくいもをマッシュしたあとにチップスにしてるのでは(聞いてないから分からない笑)。これも同じくビール(レッドアイ)が一緒に飲みたくなりました。こどもも食べれるところを押してるのに、ビールばかり押し出してすみません笑



④ユリイカ(右下)

2014年8月に惜しまれつつ閉店した、米子の人気店・ユリイカが特別に、大山アニメーション祭で復活!スパイスたっぷりでエスニックな香りのおいしいカレーをふるまって頂きました。ぼくが普段お世話になっている平澤牧場大丈夫らーめん店主ヤスミさん、ダチョウ観光農園まっさんもユリイカさんのことを知っていて勝手に親近感がわいていました笑
ごろっとビーフが柔らかくて最高。スプーン三すくいであっというまにぺろりでした。もちろんおかわりへ…笑個人的にもう一度食べたいので、どこかでイベント出店するときは駆けつけます笑
(関連URL:https://www.facebook.com/eureka.food.beer/)




⑤大山ベジタブル

今回カレーとは別口で、OrangeBox野菜を使用して大山町協力隊やぶちゃんがてまひま懸けて作ったサラダ「大山ベジタブル」。みんな「美味しい美味しい」と言って食べてくれていて、それをみて僕も美味しい!まちがえた、嬉しい!!やぶちゃんありがとう!!!



以上。アニメーション披露宴を彩るカレー達の紹介でした。アニメーション披露宴なのに、まさかの”食”のはなしを最初にするという笑
それでは次は今回のアニメーションプロジェクト2016作品を紹介していきます。


大山アニメーションプロジェクト2016披露!

今回三組のアーティストが、大山町に滞在してアニメーション作品を創り上げました。映像作品は、その場で見ないと伝わらないことが多いと思うし、人によって感じ方がかなり異なるので一概には言えないけれど、それぞれの観点・作品で違った色がでてました。
正直ぼく自身、美術館一瞬で見終わってしまうくらい、芸術作品や物に対してめちゃくちゃうといです。動かない芸術作品(絵画や銅像etc..)は、こちらから歩み寄らないと感じようがないよーっていつも思ってて笑。(感受性がないだけと言われたら終わりだけど、男性には多い気がしてる笑)作品自体の知識や、その裏に込められた時代背景などを把握して初めて感じたり理解できるもの。一歩通行(自分の想いのみ)のコミュニケーションだから、こちら側がよりそうしかない。その割に情報量が少ないので、人によってはその情報ではよりそいようがなくて、きっと理解できないんだろうなーと。まぁ分かる人に分かってもらえれば良いのかなーそう意味では仕分けできていいのかなーと考えたらきりがないね!個人的な感想です笑

それに対して、アニメーションは、動かない芸術作品よりも、情報量がめちゃくちゃ多い。動かない芸術作品よりも、人に伝わる手法にフォーカスしたのが、きっとアニメーション作品。絵画の連続で、情報(一絵画)を連ねさせてストーリーとして伝えられる。そしてそこに音が乗っかってくればより、人に響く作品に。
だからきっとアニメーションを作ってる人は、”自分の想い”を持ちながらも、”人に伝える想い”もめちゃくちゃ強いんじゃないのかなって勝手に思ってます。
方向性は、一方通行(自分の想いのみ)だけれど、その想いをより伝えることにフォーカスしてるから、感じたり理解するヒントを映像を通してたくさんくれる。だから見てて面白いんだなーと思います。
それでは今回のアーティストの方達を紹介!!!
アニメーションは直接見てほしいので、あまり感想はいいません。ぜひ何の先入観も持たず見に行ってみてください。明日11/13アニメーション見にプレーパーク基地基地へGO!

①松本 力(絵描き、映像・アニメーション作家)※写真左下


1967年東京都生まれ、在住。1991年多摩美術大学美術学部GD専攻卒業。
再生紙にコマ割りのドローイングを描き、透過光を加えビデオ撮影する独自の手法で「時間の絵」によるアニメーション的映像表現を目指す。異なる表現者との共同制作も多く、特に音楽家・オルガノラウンジやVOQ(本多裕史)との空間表現を国内外で行う。
た、手製映像装置「絵巻物マシーン」によるワークショップを学校や美術館などで積極的に実施している。
(関連URL:http://chikara.p1.bindsite.jp)


今回大山町にいる時にもワークショップで「絵巻物マシーン」大活躍していました。
個人的にチカラさんの考え方は、独特でお話させてもらってた時も常に面白かったです。僕の友人も、よろこんでいたのを上の写真をみて思い出しました笑
鋭い意見を出すときも、それを「”大人”の意見だ!」「アーティストの意見だ!」みたいに強要することもせず、ただそっと置くかんじ。こういう考え方もどうぞ!みたいな感じで。それは作品にも出てて、一般の人がたぶん見ようと思わないような映像作品を作ってて。それも、選択肢として置くかんじ。こういう映像もどうぞ!みないな感じで。完成披露宴では、作品にVOQさんの音楽もLIVEで入ってきて、その場でしか作れない空気感、チカラワールド全快でした。


②アンダース・ヤニ・パーホネン


1982年生まれ。ヘルシンキを拠点にアーティスト活動を行う。
現代文化の視点から歴史的映像技術の再生に興味を持つ。(関連URL:http://tinyurl.com/andersano

ヤニが大山町に滞在し始めた時に、大山を案内させてもらいました。英語オンリーでの案内だったので、全てをきちんと伝えられなかったのが残念です。でも映像作品を作る上での一助にはなれたみたいなので、ひとあんしん。ヤニの作品は、大山町のみに特化している作品というよりかは、自国(スウェーデン)と日本(大山町)の関係性から作った作品です。共通項の”言葉”、例えば同じ音を持ってる言葉などからインスピレーションを受けてつくったみたい。短い分ギュッと詰まったアニメーション作品。



③ステファノ・ブロ(中央・黒メガネ)&ジェム・マグパヌア(一番右・メガネ)

ステファノ・ブロ
イタリアのヴェローナ生まれ。ヴェローナ美術学校(Fi
ne Art School G.B. Cignaroli of Verona)の絵画科を卒業。
フリーランスで映像アニ
メーション、ペインティング、デジタル作品などを手がける。
ヨーロッパ各国や日本で、美術館、ギャラリー、レジ
デンスプログラムで展覧会を開催。
(関連URL:http://www.stefanoburo.com/

ジェム・マグパヌア

フィリピンを活動拠点とするビジュアル・アーティスト。

「ひと」とひとを取り巻く「環境」の関係を追求する作品を制作する。

2014年シンガポールのLASALLE美術大学ファイン・アート卒。マニラ、シンガポール、アメリカ、日本などで展覧会を開く。今回、ステファノ・ブロさんの制作サポートとして参加。
(関連URL:http://cargocollective.com/jemmagbanua​

今回大山町に一番長期で滞在していたのがこのお二人。そして地域の人との関わりも非常に多かったことと思います。映像作品のクオリティも素晴らしかったのだけども、それ以上に大山の歴史や雰囲気が自然に映像作品に盛り込まれていたのに驚いた。アートにうとすぎる僕でも、すっと映像の世界にひきこまれました。良い意味でだれがみても楽しめる作品。いつもおちゃらけてる二人の、本気ハンパナイっす笑
そんなアニメーション作品。



以上。簡単にアーティスト陣とアニメーション作品の紹介でした。まじで言葉では伝わらないので、ぜひ足を運んでみてください!



暮らしのアート

アニメーションプロジェクトなかなかお手伝いできなかった分、一参加者として情報発信で援護射撃できればと思い書こうと思った次第です、ねむい笑
今年で四年目を迎えるアニメーションプロジェクト。実ははじめて大山に訪れた際に、たまたま実施されていたのがアニメーションプロジェクトでした。(関連記事「はじめての地、鳥取」)

その時は本当に地元の人中心に“ひと”が集まるイベントだなーという印象がありました。アニメーション作品自体も、住民の方を主体においた作品がとても多い印象でした。関わった人にとっては、とてもいい想い出に残る。でもそれは逆に言えば、関わってない人が見た時に、すこし内輪なイメージが強い映像作品になってしまうよなーと思っていたり。でもそれは、”旅人”目線からみた感想でした。

いま僕は、“暮らし”の上に“しごと”を作ろうと試行錯誤中。その中で、前提として考えることは「(自分がしたい)事業」と「人の意識」にある変化スピードの差です。
簡単に言うと事業を大きくする変化スピードが早ければ早いほど、そのスピード感に「人(暮らす)の意識」の変化がついてくるのは難しい。
「勝手にやってるんだろ」になっちゃう。
「事業」が地域に根ざした社会起業的な意味合いが強ければ強いほど、「人の意識」を考慮するのは重要。

アートという大山町のひとたちが馴染みがないことをして行く時に、すぐに大きな商業的なイベントを打った場合、地域に暮らす人はどうかんじるか?想像してみればなんとなく想像つきます。
「この町を良くしたい!!」そういう気持ちが、事業の根底にあればあるほど一番大切なことは、良い意味で“ひとのイシキ”の変化に併せた事業を展開していくこと。なぜなら「この町を良くする」は自分ひとりでは絶対にできないから。そして継続的に続かないと意味がないから。

昔の”旅人(ソトモノ)”目線からは分かりませんでしたが、いま自分も大山という地に根ざして本気で“しごと”を作って行こうとしてるからこそ、”暮らす(ウチモノ)”目線が見えてきました。

アニメーションプロジェクトは、かなり長い目線で考えられていて、だからこそ暮らしに寄り添える。長い目線で考えられるということは、「この町をよくする」以上に「この町で骨をうずめる」くらいの信念がとなりにはあることを意味してる。

長い目線で考えられてるからこそ、最初は地域のひとと楽しむ。アニメーションも地域の人が親しみ易い作品を作る。結果としての発信があっただけで、もともとアートをソトに発信していくことではなくて、アートを地域に浸透させていくことを目指していたのだなと。
そうやった浸透して、みんなで楽しむ土台ができたからこそジャンプできる。

そういう意味で、今年のアニメーションプロジェクトはジャンプしてる。三年間アニメーションプロジェクトをやってきたからこそ、大山町で今回のアニメーションを流すのには意味があるなとめちゃくちゃ感じました。
寝ようと思ってたのに、手が止まらずこんな時間。
トニカク言いたいのはひとこと、楽しい時間をありがとうございました。
まだ見に行ってないみなさん、どうやら今日まだみれるらしいですよー!
さんぽがてらに、アニメーション行ってみましょう。




大山アニメーションプロジェクト

日程:10月12,13日
概要:今年度は、国内外3組のアニメーション作家がそれぞれに大山町内のレジデンス施設に滞在して、地域との交流を重ねながらアニメーションを制作・発表します。10/12は完成披露Daisen Curry PartyではOrangeBoxから野菜も提供します。現地で大山を体感しながら、”映像”・”食”を通して色んな目線の大山を感じてみましょう。




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