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2015年6月24日水曜日

違いを知るからこそ、本質を見極められる

天候 快晴
今唄 「Brave」ナオト・インティライミ


こんばんわ!
本日北海道東川町から帰ってきました。
なんと現在深夜3時です笑


心の熱量が冷めないうちに。感じた感覚を忘れないうちに。
北海道で感じた事を書き綴ります。


なぜ北海道上川郡東川町へ?


今回は、SEA TO SUMMIT&お祭り大山町ブース出展のため、

北海道東川町へ足を運びました。
SEA TO SUMMITという言葉を聞き慣れない方もいると思います。
簡単に説明すると、海抜0mからカヤック、自転車、登山で山頂を目指す、mont-bell主催の環境スポーツイベントです。



 2009年に、我が鳥取県大山町でスタートしたSEA TO SUMMIT。
その後、全国各地に広がり、今年は全国7カ所で開催。その一つが北海道東川町なのです。
SEA TO SUMMITがキッカケで大山町と東川町も繋がり、
毎年恒例のイベントに、今回出場者として参加させて頂いたのです。
(SEA TO SUMMITに興味がある方は、公式ページへどうぞ!)


東川町はどんな町?


1、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」を有す

北海道最高峰の大雪旭岳(2,291m)は、大雪山国立公園内にあります。
豊富な森林資源や、自然の景観は素晴らしい観光資源と言われています。


2、北海道でも唯一の、上水道の無い町

東川町では、すべての町民が地下水で生活しています。
地下水は、北海道最高峰の大雪旭岳の雪解け水が、長い年月をかけて大地から流れ出したものです。
山の恵みを、水で実感できる数少ない町です。


3、北海道で2市町村しかない人口増加の町

東川町の人口は、7,857人。
1950年度をピークに人口減少が続いていたが、1994年度から宅地開発&子育て支援により人口増に転じました。
北海道では、移住により人口増加している町は東川町とニセコのみ。




 東川町の特徴を見て、何か気づいたことはありますか?
気づいた人もいるかと思いますが、実は、東川町の観光資源は、大山町と非常に似ている部分があるのです。


1、 中国地方最高峰の大山がある「大山隠岐国立公園」を有す。
2、 大山に広がる西日本一のブナ原生林から、20年大地で濾過され湧き出る水。


上記2点は、東川町と驚くほど似ています。
では、その観光資源をどのように活かしているのか?
なぜ東川町は人口増加していて、大山町は減少しているのか。
そのヒントを探るのが今回の裏ミッションでした。


違いを知るからこそ、本質を見極められる


今回北海道東川町に行って改めて思った事があります。
北海道の自然は雄大だ。とんでもない。はんぱない笑
しかしそんなことは百も承知でした。



 大学時代に東京〜九州は、北海道まで自転車で巡りました。
(「東京〜北海道チャリ旅最終日 今を生きる×感謝×自転車
 「いい無一文チャリ旅鹿児島を目指す編最終日だいぇい」)
その時に日本にはたくさんの素晴らしい場所があるのを知りました。
そして日本の素晴らしい場所は、すでに多くの人に知られているのも感じました。
しかし、大山は違いました。



 東京の同世代で、大山を知っている人は、全くと言っていい程いませんでした。
観光という分野で”知られていない”というのは致命的です。
母数が多い東京、そして羽田から米子まで飛行機で1時間というアクセスの良さにも関わらず、うまくPRも出来ていない。



 それでは、選択肢の土台にもあがれません。
観光の最初のステップ
”大山を知ってもらう”
そこで力を最大限発揮できると思ったから僕は来ました。



 そして、この選択が出来たのは、経験があったからです。
日本中の有名観光地と、大山の違いを明確に感じる事ができたからこそ、直感に従い決断できたのだと思います。



 話しが少し大きくなってしまいました。
逆説的ですが、”大山を知ってもらう”には、僕自身もより大山を知る必要があります。



 そのためには、大山町を駆け回り、大山町にいなければ、気づかないことを発見することが大事です。
しかし大山町に留まり続けることは、ソトモノ的視点が少しずつ少しずつなくなっていくことを意味します。



何よりも重要なのは、ウチとソトのバランス。
ウチモノ的視点は、今までずっと大山町に住んでる方が持っています。
ソトモノ的視点は、大山町にふらーっと遊びにくる方が持っています。



 農業分野であればその土地に根付く事が大事ですが、
観光という分野で考えたときに、ソトモノ的視点がなくなることは、僕が大山町に来た意味がなくなるに等しいです。
だからこそ、大山町以外の場所もみることが必要だと感じます。



 ソト(違い)を知るからこそ大山町の輪郭(ウチ)がハッキリと見えてくる。
今回東川町の訪問でもヒシヒシと感じました。


大雪旭岳を知るから見えた大山の輪郭


北海道最高峰の大雪旭岳を登ってみて、大山との違いをまざまざと感じました。
旭岳は、同じような岩石コースをひたすら登り続けます。
歩いている途中を楽しむというよりかは、山頂の景色が登山の目的になっている人が多いのかなと感じました。



それに比べて大山は、山頂までに様々な動植物が現れます。
また、標高と季節によっても山の表情が変わるため、山頂まで飽きさせません。
同じ国立公園内にある、最高峰と言われる山でも、ここまで違います。



 登山者の層を見ても、旭岳は比較的若い方が多く、大山はお年を召した方が多い印象でした。
山頂の景色だけを楽しみに登れる体力がある若い世代
山頂までの道中を楽しみながら登りたいお年寄り世代(こちらは若い世代にも、当てはまる場合ありますが)
登山者の層も違います。



観光資源が似ていても、中身が異なれば、アプローチ方法はちがうべきです。
きっとソトモノ的視点のみだと、中身を無視して、他の成功事例を試そうとします。
地域によって固有の違いがあるのにです。



しかし、ウチモノ的視点が備わっていれば、違いを分析して、そこから地域オリジナルのモノを作っていけると思います。地域おこし協力隊は、地域によって役割は違うけれど。大山町地域おこし協力他 観光部門に求められているのは、まさに、その部分なのかなと思います。


最後に


 今回、大雪山旭岳に連れてってくださった大山町観光商工課には感謝しかありません。
勉強になりましたし、何よりもめちゃくちゃ楽しかったです!
どんなことでも、まずは全力で楽しむ。



 遊びだって、仕事だって一緒。
楽しいは、楽をすることではなくて
今目の前に全力であたること。
その先に見えてくるものを掴む。



 おし!
本当に今回関わってくださったみなさん
ありがとうございました。
それでは、今日も全力で楽しんで行きましょー!!



最後は今回の写真集で!
パシャリ
大雪旭岳登頂!
mont-bellさんと飲み会
佐藤さんが隠れてます、ぜひ見つけてね!笑
旭岳山の祭りでブース出展
ハーブチキンカレー販売中

アイヌの祭りヌプリコロカムイミノ


旭岳 パノラマ景色
晴天ありがとう

むぎぱんだと愉快な仲間たち
神田山陽さんも一緒にパシャリ






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