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2022年11月11日金曜日

【わたげ荘】ごはんを気軽にふるまいたい。「人」ではなく「環境」にフォーカスするの巻。

天候 晴れ
今歌 「うちのごはん」一二三



やっほー!!!おはようございます!!!
本日はわたげ荘のおはなし。わたげ荘とは、鳥取大山で運営している、シェア別荘兼シェアハウスである。実は先月で二周年を迎え、現在三年目に突入しています。



去年みたいに、二年目の変遷もどこかでまとめたいけど、今日は別のはなし。
わたげ荘はもちろん、『場』を運営する際に大事にしていることがあります。
それは、『人のせいにしない』ということである。



この『人』という中には、『相手』、そして『自分』のことも含む。『人のせいにしない』という言葉を使う時には、『相手』に焦点が定まりやすく、『相手のせいにしない』=『自分のせいにする』となりがち。



でも『相手』のせいでもなく、『自分』のせいでもない。
それが場を運営する時に大事にしている『人のせいにしない』ということです。



じゃあその『〇〇のせい』の矢印はどこに向けるのか?その時に、フォーカスするのが『場』における『環境』です。行動は、その『人』ではなく、その『環境』の影響が大きいと考えています。



例えば、散歩が大好きな人がいたとして、毎日歩くのが習慣の人がいたとします。でも、近くに歩くのに適した環境がなければ、『散歩』という行動は繰り出されない可能性が高いです。



自分の適性はもちろんありますが、『環境』の要素も人が行動を繰り出す際には、とても大切だと考えています。



だからこそ、何か問題が起こった時、何かを変えた方が良いなと感じた時は、その『場』の『環境』や『仕組み』にフォーカスを向けます。前置きが長くなりましたが、ここでわたげ荘のはなしに戻ります。



今回は、わたげ荘での『ごはんをふるまう』環境について考えたおはなし。



わたげ荘は、色んな人が集う場所であるが、それゆえに、ご飯を作る時間や食べる時間がバラバラだったりします。もちろんご飯に誘われれば、一緒に食べよう!とご飯会的な形になりますが、日常で暮らしている中では、それぞれが自分たちのペースで食事をしています。



そんな中で、それぞれがご飯を作った際に、もっと気軽に「ご飯いっしょに食べる~?」と声をかけられるようにできる『環境』があれば良いなと思っています。簡単に言うと、一緒に暮らしている人に、ご飯を気軽にふるまえる環境。



ここで大事なのは『人にふるまいたい』と思わせる『性質』や『心』を変える『仕組み』を作るのではなく。『人にふるまいたい』という思いを持っている人に対して、そのふるまいという『行動』をしやすくなるための『環境』や『仕組み』を作るということです。



もちろんコミュニケーションの中でそれをするのも大事なのですが、日常のごはんをふるまう中で毎回「食材費〇〇円になります~」と言うのも、積み重なるとお互いにとって、言う方も言われる方も、本当にちょっとだけど『行動』に対しての負担が出てくるのかなと思います。



そこで思いついたのが『ふるまいお駄賃』という仕組み。日々の暮らしの中で、一緒にいる人にご飯をふるまった時に、食費程度にしかなりませんが、『わたげ荘基金』の中から、1食300円ほどをふるまった人にお渡しする制度です。



これによって、『人にふるまいたい』と思ってくれている人にとっては、ご飯を気軽にふるまえる環境に繋がるのではないかなと思いました。



と言っても、ここまでは『仮説』なので、まずは実践とうい名の実験からはじめていきます。こうして『人』ではなく、『環境』に目を向けて、少しづつ少しづつ考えながら変えていきたいなと思います。



『人』は変えられないし、変えなくてよいし、むしろそのまんまがいちばんです。
そのまんまが一番活きるような『環境』や『仕組み』にこれからも目を向けていきます。
と、ここまでつらつら言葉を書いてますが、言いたいことはただひとつ。



ごはんさいきょー!!みんなで食べるごはんおいしいー!!!
だからみんなでごはんたべよー!!!



現場からは以上です。
ここまでは、オオモリ佐々木ライスがお送りしました。
それでは、今日も一日張り切っていきましょう~!!!



 (暮らしの風景、日南町のイチョウの黄色い絨毯。)
 



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