今唄 「現実という名の怪物と戦う者たち」高橋優
こんばんは。
夏突入ですね!みなさん3連休は、どのようにすごしていましたか?
僕は、岡山にて国家試験に向けて勉強合宿をしていました。
集中のメリハリ。勉強以外の時間は、しっかり岡山を満喫しました笑
そんな中、時を同じくして大山町には、友達が遊びに来てくれました。僕が移住した大山町に興味を持ってくれて、ゴールデンウィークに初めて大山町にきてくれた友達です。(関連記事「ゴールデンウィーク」)
そしてなんと再度訪れてくれました。四月から移住してきて、リピーターは三人目ですが、滞在日数は一番長いかもしれません笑
今回、合宿と被っていることを事前に伝えていたにも関わらず来てくれたことが本当に本当に嬉しかったです。ゴールデンウィークでは、大山周辺だけではなく、鳥取・島根を横断的に案内しました。
その中で、もう一度くる場所に選んだのが大山周辺。
鳥取砂丘ではなくなぜ大山町なのか?
出雲大社ではなくなぜ大山町なのか?
友達にとって大山町に訪れる一番最初の理由・キッカケは、僕だったのかもしれませんが、今回来てくれたということは、訪れる理由が、僕だけじゃなくなったということ。つまり、大山町で出会った”人”に会いにいくことも目的になったのです。
でもただ友達に会いにいくのであれば、都内の居酒屋で、友達を誘って行けば良いだけのはなし。安いし、楽しいし、近いし笑
だけどそれにも関わらず、東京からわざわざ再訪してくれたことが、大山町に”人”はもちろん”観光地”としてのポテンシャル・魅力があることを証明しています。
観光のゴール
最終的な観光のゴールはどこにあるのか?
最近よくかんがえます。
「一回来てドカンとお金を落としてもらう」
「満足度を高めてリピーターになってもらう」
もちろん場所や、人によって色々な考え方はあると思いますが、大山町の場合、僕は移住がゴールだと思っています。
観光を通して、大山町という場所を知ってもらって、「また来たいな」「住んでみたいな」と思ってもらう。そのための入り口が観光。究極のリピーターが移住者です。(移住と言っても、最初から移住を目指すのではなく、結果としての移住です。)
場所だけを売りにしている観光地は、余程のマニアックな人でない限りは、一度行けば大抵満足してしまいます。鳥取砂丘然り、出雲大社然り。
一度行けば、もう一度行こうとはなかなか思いません。
スタンプラリーの感覚に近い。
一度行った有名な観光地と、まだ行っていない有名観光地どちらに行きたいか考えれば、大抵が後者だと思います。
大山町も観光資源のポテンシャルは半端ない。鳥取砂丘にも、出雲大社にも劣らない。これは自信を持って言えます。
ただ大山町は、それだけじゃあない。
住んでいる人や働いている人も”みんなに会わせたい”と思える魅力的なひとばかり。
日本を自転車で旅をした時の肌感覚でだけど、この二つを兼ね備えている観光地は、案外少ないんじゃないかと思う。
そんな人たちと、旅行者を繋げる観光スタイル。移住をゴールとした観光。
”人”を観光として押し出すことは、難しいことかもしれない。
”場所”と違って、”人”はコントロールできるものではないから。
でもそのコントロールできない”人らしさ”のコミュニケーションに価値があると思っています。
既存のツアーの考え方に当てはめるのではなくて、僕らが価値があると感じた事をツアーにしていく。ターゲットは自分です。自分のことは誰よりもよくわかる。
自分が面白いと感じたことを、同じように面白いと感じる人は絶対にいる。それは、今まで自分が誰よりも楽しみながら、誰よりも全力で遊んで来たからこそ分かること。
だからこそ、僕が発信した面白そうな場所(大山町)に、たった3ヶ月で友達が20人近くも遊びにきてくれているのだと思う。自分の近くだけでも興味を持ってくれる人はこれだけいるのだから、全体に上手くPR出来れば母数はものすごい数になると思う。
ターゲットを想定することももちろん重要だけど、あくまでそれは想像にすぎないことを認識すべき。僕が、40代女性向けのツアーを考えたところで、考えても考えても、それは想像にすぎない。
分かり易い例をあげると女性向けの洋服会社。どんなものが良いか男性がいくら考えたところで、それは男性が女性に着てもらいたい洋服なだけで、女性が求めている商品にはなりえない。だから女性向けのアパレル会社には、女性の割合が多い。あたりまえ。
じゃあ想像だけではなくて、データを参考にすればいいんじゃないか?
それも少し違う。データからニーズを予想して、ただ組み立てたツアーなんて面白くもなんともない。もちろんデータはある程度必要だけども、それはデータを参考にツアーを作るということではなくて、自分たちの考えを裏付ける証明として最後に使うべきもの。
だからこそ、ターゲットは自分。芯まで、しっかり血が通ったツアーを作る。
時代により適応した形を
レジャーが少ない時代、団体旅行がメインだった時代。そして決められた出発地から到着まで全行程を管理するパッケージツアーのような昔の旅行スタイル(いわゆる発着型観光)であれば、限定された地域がターゲットになるので、データを参考にニーズを分析することは重要だったのかもしれません。(※マーケティングが必要ないと言っているわけではありません。)
ただ、今は少し変わって来ています。交通方法も格段に増えましたし、個人の目的も多様化してきています。またインターネットが発達したことによって、個人が自分の興味がある分野に、自らアクセスできるようになりました。
その中で行きから帰りまで全てをコントロールするようなツアーは、時代にあっていないのかなと思います。
興味あるもの・興味ないものが入り交じっているツアーよりも、興味特化パターン。現地集合・現地解散でエッジが効いた大山町ならではのプラン。それを面白いと思う人たちがターゲット。
ここを開拓していければと思います。
これから具体的に、僕ら地域起こし協力隊観光チームもツアー案を作って行きます。その中で、実際にツアー素案を考えて、ツアーに関わりうる方達にお話を伺いにいくことが増えると思います。
大山町に馴染んだようにみえても、まだ3ヶ月です。もっともっと大山町のことを深く知りたいので、大山町のみなさん宜しくお願いします。
大山町の今後のツアーを通して、大山へ一回来て終わりではなくて、
「またいつか来たいな」
「来年もきたいな」
「1年に一回はきたいな」
「半年に一回ありだなー」
「春夏秋冬の大山がみたいなー」
「毎月でも行きたい」
「二拠点生活したいな」
「移住したいな」
こんな風に少しでも大山との未来に思いを馳せる人を増やしていく。
観光のゴールが移住と言ったけれども、正直、それぞれのひとにとってのゴールも違うと思ってる。「一年に一回きたいな」が、大山とのちょうどいいゴールの人もいる。そんなそれぞれの人と大山のゴールに寄り添えるような形を目指していく。
ターゲットは自分。
自分が面白いと思ったことをおしすすめる。
佐々木正志の原動力はいつだって”人”だ。
それはこれからも変わらない。
人と人を繋げることは、人と場所を繋げることと同義なのかもしれない。
ちなみにBlogに書いていることで、意見があればみなさんの考えも知りたいです。
僕自身の考えが絶対なんて思っていません。
これは、一つの考え方。ひとの数だけ考え方があります。
その全てに間違いも正解もありません。
これからまたみなさんと話しをしていく中で、考えを磨いていきたいとおもいます。
それでは、明日も全力で楽しんで行きましょう!!
2 件のコメント:
1958年生まれのセレクトショップオーナーです
「未だ認知せざる価値観」を感知しながら生きていますが
正にそれだ!って生き方に共鳴しました。
kunihisa yamasaki さん
コメントありがとうございます!
僕の生き方が
世間一般で正しいかどうかは関係なくて、
常に自分にとっての正しい生き方を突き詰めながら日々過ごしてます。
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