2016年10月15日土曜日

【森と水の学校】森水一年目を振り返って、森のあしあと追ってみた。

天候 快晴
今歌「長いこと待っていたんだ」ハンバートハンバート

やっほー!!!
先日はサントリー森と水の学校プロジェクトの全体振り返り会でした。
来季に向けて、各々の考えをシェア。さらにパワーアップする予感まんまんですね!
☟サントリー森と水の学校についてはこちらから☟
ミライをイメージするチカラ


16年度水育「森と水の学校」奥大山校が、本格的に始動したのは4月。
4月から7月までは、新人研修・安全講習・スタッフ研修などガイドに最低限必要なスキルを学びました。7月から8月にかけて実際に「森と水の学校」がスタート!
ひとりのリーダーにつき5組の親子を担当。森の中を案内します。
”ひと”を案内するということがどういうことなのかをリアルな場を通して実践。一回一回、実践をふむ度に、失敗し、成功し、失敗し、成功し、成功し、成功し、そんな感じで少しずつ自分の中に、人を案内する感覚が落とし込まれていくのが実感できました。

ガイドをやってみようと思ったのは、ガイドになりたいからというわけではなく、「いまの大山の魅力を伝える」という自分のイチバンしていきたいことに寄与するチカラが身に付くと思ったからです。ガイドで言えば、今年でその基盤はできたかなと思います。やっぱり一朝一夕で身に付くものではないので、コツコツと。
そんな中で、自分にいまイチバン足りないなーと思っている部分は、+αの知識の部分。
なので、ここ最近森の中で発見した植物・生き物を紹介して今日は締めたいと思います!

森のあしあと紹介

①イタヤカエデ
苔と仲良しな楓。だいぶ早熟のため、紅葉の時期にはご覧の様に葉は落ちてしまっています。8〜9月に黄色く色づきます。また、冬は糖分をためるため、切ってなめるとあまーーい!そしてなんとイタヤカエデの樹液からは、メープルシロップが作れるのです。ちなみにイタヤカエデの樹液はいつでも採取できるわけではありません。雪が残っている早春で、夜間の気温は氷点下になり、日中が4〜9℃程度になる日に、樹液が出ます。マメ情報でした!
イタヤカエデ
イタヤカエデ
 ②ホオの実
ホオの木は、大山の森でも目立つ白い肌の大きな木。とても大きな葉っぱを身につけます。良くお皿代わりにも使われています。そんなホオの木の実が下記の写真!ホオの実はバードさん(鳥)の大好物。ちなみに先日赤い実を食べましたが、のどがピリピリしました笑興味があるかたはぜひご賞味あれ!笑
ホオの実
ホオの実
③ルイヨウショウマの実(ガイド先輩ごるじいに教えてもらいました!)
ミズキの実と似すぎてて間違え易いので注意!
こちらはルイヨウショウマ、漢字で書くと類葉升麻。ショウマの仲間には晒菜升麻というものも!ぜったいよめない、漢検1級にでてくるでしょこれ笑
読み方は、サラシナショウマ!
ちなみに水でさらして食べるとこから「晒菜」とネーミング。根の部分は肥大すると「升麻」と呼ばれる漢方に。組み合わせて晒菜升麻の完成です!



④ミズキの実の軸(ガイド先輩ごるじいに教えてもらいました!)
珊瑚礁に似たカタチをしているこちらは、ミズキの実の軸!とても絵になる!
一粒だけミズキの実がのこっていますねー
ちなみにミズキの名前は、樹液が多く、早春に切ると水が滴り落ちるとこからきてるらしい。ミズキの果実は基本的に8月〜10月頃に黒紫色に熟すみたいなので、熟すのおそいほう笑
こちらもバードさんの食料になりやす!


⑤ササ太郎飴(おりじなる)
ササの葉が丸まっている時に、虫がパクリと一噛み。ササが開いて成長するとこの様な模様に。同じカタチが連なっていることから、ササ太郎飴と名付けます!


⑥ドングリキングダム(ほんとは「虫こぶ」)
ドングリの最終進化バージョンです。嘘です。めっちゃ枝先に寄生された結果がこの姿です笑
枝先に寄生したタマバエという生物が枝の中にたまごを生みます。寄生することにより、成長ホルモンを大量分泌させられます。その結果、枝が膨張しこの姿に。このドングリはたまたま枝の近くにいたため、取り入れられてしまったのです、二次災害笑
ちなみにこの膨張枝の中には、空洞があり、そこで幼虫がそだちます。まじすげえ!


ザトウムシ
木のセンターに見えるのがザトウムシ。みなさんご存知「千と千尋」に出てくるカマジイのモデルです!非常に長い足で前を探りながら歩く様子が、江戸時代の目が見えない武士(座頭)の姿にそっくりということで、座頭虫(ザトウムシ)と名付けられました!


奥大山の森
この植物たちがいきる森。美味しい美味しい天然水を育む森。手前に見える山はカラスガセン、奥はダイセンです。ちなみに何がすごいって、上の植物たちを聞かれたらすぐに答えられるガイドの先輩方。まじすごいっす!九州吸収!!
森と水の学校に参加して何よりも良かったのは、本気でガイドをしている方々と出会えたこと。楽しみながらも、本気で目の前のひとに向き合ってる。まずは”現場”ということで、プレイヤーとして突き進むことをえらんだ僕には、勉強になることがたくさんあります。この場をかりてありがとうございます!



以上、「森のあしあと、追ってみた。」のコーナーでした!
実は今日も森の中でガイドをしてました。そして明日もガイドです。二連ちゃんで森の感覚も研ぎすまされているので、明日が楽しみ。
観光プログラム企画に、野菜通販に、大山テレビ部に、ランチ企画に、DAISEN PARTYに、芝畑や農業のお手伝いに、森のガイドに、いろーーーーんなことをしてるようにみえるとおもいます笑
けどその根っこはひとつ!
「大山の今の魅力を伝えること」それのみ。
ただそれだけ。自分が大好きになった今の大山の魅力を伝えること。それがいま自分にとってイチバンたのしいこと、やりたいこと。
根っこはひとつ。
だからこそ!!いろんなとこにのびてけ枝葉、いろんな色をつけてけ葉っぱ!!!
それでは、明日も楽しんできましょー!!!!



今回紹介したプログラム

サントリー水育「森と水の学校」
HP:http://mizuiku.suntory.jp/gakko/

0 件のコメント: