今唄 「歩み」GReeeeN
夏のはじまり!
そして今日から本格的に、「サントリー森と水の学校」(以下略称「森水」)が開校!(サントリー森と水の学校についてはこちらから☞関連記事「ミライをイメージするチカラ」)
ガイドのひとりとしてスタートきりました。
今日は天候にも恵まれ参加者も本当に楽しみながら参加してくれました。
森水は、小学生限定のプログラム。小学生がみんながしっかり楽しめるように、その雰囲気作りが何よりも大切。
僕がいま携わっている観光のシゴトといっしょで、みんなにとっては、ものすごく楽しみにしてきてくれる一日!その一日をどれだけ想い出に残る一日にできるかは、ぼくらしだい。そして楽しんでもらうためには、自分が何よりも一番楽しむこと。楽しいは伝染するからね!
ということで、いつもと同じスタンスで、小学生といっしょに楽しめた一日でした!
いやー森に入るに連れて、森の知識が増えていく。そしてもともとある知識と掛け合わされて繋がっていく感じが楽しい。
新しいことにチャレンジするときは、この感覚が楽しいんだよなー
最初はまったく繋がらないのだけど、ある一定量を超えたあたりから爆発的につながっていく感じ。もともと効率悪すぎるから、この一定量を超える線がくるまで、だいぶ時間がかかる。(二浪したことからも明らか笑)
でもそれを自覚しているからこそ、やり抜けるんだよな。だからこそその過程も楽しめる。
森水で、最初はコースだけ書き記していた日記も、回を追うごとに知識が増え、それを書き込んでいったらもうページに入りきらないくらいになってしまいました笑
自分しか理解できないであろうノート笑 |
ちなみに今日はブナ班だったので、ブナの知識をシェアしましょう。
『ブナ』について。
大山にはめちゃくちゃ縁があるブナの木。大山に豊かな水が育まれるのも、このブナの木があるからこそなのです!
じゃーん
「ブナの木は、とても水を蓄える。」そんなことを聞いたことが一度はあると思います。また、1本のブナが1年間に8tもの水を蓄えるとも言われています。
でも実は、それ半分嘘で、半分本当です。
実際、ブナの木自身に水を蓄える力はありません。そのかわり、その大きくて丸みを帯びた手の平のような葉っぱで、たくさんの水をキャッチすることができるのです。また、少しへこんだカタチをしているので、雨を葉にためることができます。そしてそのキャッチしてため込んだ水は、枝と幹を通って、木の根元へと向かい、土壌に蓄えられるのです。(その証拠に幹には樹幹流(雨水)が通った跡、根元には苔がみられます。)
この土壌自体も積み重なった落ち葉によりスポンジ状態になっているので、より多くの水を蓄えることが出来ます。土壌に蓄えられるからこそ、年間8tもの信じられないような水を蓄えることができ、その土壌に蓄えられた水が地下にしみ込み、長い年月をかけて天然水へと姿をかえていくのです。
ちなみに土壌にしみ込んだ水が、天然水となるには、なんと20年の年月がかかります。そして、20年かけて濾過されるうちに色んなミネラルを含んだ最高品質の水ができあがるのです。
だから、大山の水はめちゃくちゃ美味しい!!!!!!!
「じゃあ大山のようにブナがある地域は、水が美味しいから、大山だけじゃないんじゃない?」そんな声も聞こえてきそうですが、
実はこれほどのブナの木が自生している地域は、全国的にもそうそうありません。
なぜなら、戦後、そのようなブナの木は伐採され、成長率が高く建材としての価値が高いスギやヒノキに取って代わられたからです。理由としては、ブナの木は”橅木”=”木にあらず”と漢字で書いても分かるように、商業用には全く使えない木だったからです。
また、農林水産省の拡大造林政策の一環だったので、全国的にこの流れは広まりました。
しかーーーーーーーし!!当時すでに大山が国立公園に指定されていたことにより、本来はスギやヒノキに取って代わられるはずのブナの木がそのままの状態で残されることになったのです。
大山を大山たらしめるのは、この豊富な水があってこそ。もちろん大山の黒ぼく土もピカイチなのですが、そこにピカイチの水が更に加わるからこそ大山の農作物はめちゃくちゃ美味しいのです。
もちろんその水があるからこそ住むいきものも。天然記念物のオオサンショウウオ、モリアオガエル、海から山までいたるところで見られる蛍などなど数えたらきりありません。
いやーすごいね、大山。
こんな感じで、
今回のガイド業に一生懸命取り組むことによって、
”大山”という場所を活かすための自分の能力がさらに高まっていく気がしてます。
いまやってることは、ガイドするためのガイド能力ではなくて、自分が目指すべきセカイを実現していくために、自分にとって必要な能力。
いろんなとこで相乗効果を生むであろうねっこのチカラ。
いやーホント自然といっしょだな。
しっかり最高の一花を咲かせられるようにいっぽいっぽ進んで行きます。
明日も森水。そして夜はOrangeSpaceに二組(計15人)が遊びにきてくれます。
次の日はOrangeTripドローンプログラム、そして夜はOrangeSpaceに大学時代友人家族(二泊三日で)が遊びにきます。
楽しい予定まんさい!
とめどなく流れて行く一瞬一瞬にしっかり向き合って、吸収したことは、全てに活かして行きます。
いろいろなことをしているからこそ、相乗効果が生まれる。
でもその根っこはひとつ!
いろんなとこにのびてけ枝葉、いろんな色をつけてけ葉っぱ!!
それでは明日も楽しんで行きましょう!!!
今回紹介したプログラム
サントリー水育「森と水の学校」
HP:http://mizuiku.suntory.jp/gakko/
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