2016年12月1日木曜日

【DAISEN PARTYin香川県松賀屋】シェアビレッジ仁尾で話題の松賀屋に行ってみた。

天候 曇りのち晴れのち雨
今歌 「モールス」Halo at 四畳半

11月23日(水)
香川県松賀屋にてDAISEN PARTYを実施してきました。
全国各地の縁がある場所で、大山、鳥取の旬の食材を味わってもらうイベントです。
東京・神奈川・千葉・山梨・広島に続き、今回は香川県仁尾町。四国進出!!
会場は、香川県仁尾町の松賀屋という古民家。
それでは、当日の様子を簡単に振り返っていきたいと思います。


DAISEN イベントを始めようと思ったキッカケについては下記関連記事からどうぞ。
▷関連記事①「ひととひとを繋ぐことは、ひとと場所を繋ぐこと。
▷関連記事②「【渋谷】DAISEN PARTY in 渋谷VANDALISMを開催してきた。

そもそもなぜ香川県仁尾町にある松賀屋で?

まず気になるのはここでしょう。

学生時代には自転車で多くの場所を旅することにより、場所を見て、場所の魅力を知るということをやってきました。そしてその中で魅力的な場所には、必ずといっていいほど魅力的な人がいました。
面白い人がいる場所は、面白い。もしくはこれから面白くなる。そんなことを学生時代には自然と感じていたのかもしれません。

いまは「場所▷場所」よりも「人▷場所」で場所にフォーカスすることがめちゃくちゃ多くなりました。今回、香川県仁尾町の松賀屋で実施することになったのも、縁ある人がそこにいたからです。

その子の名前は佐藤はなちゃん。何度かBlogにも登場したかもしれません。

シュガーシスターズでお馴染み
大学時代同期ひかり(左)の妹がはなちゃん(右)!
写真は、㈱創伸ヒロさん本宅でのワークショプ時
出会った時からかなりの行動派。「自分の村を作りたい!」と当時から話していて、全国各地を飛び回っていました!

実は何を隠そう、わが町大山にも何度も足を運んでくれています。大山町のシェアハウス「のまど間」を作るお手伝いをしてくれたことも。当時の様子は地元新聞にも掲載されています。(下記参照)


のまど間お手伝いの様子はこちら☟

日付を見て分かるように2015.2.21〜22となっています。実はまだ僕が大山町に移住するまえなんです。
佐藤姉妹は、僕が大山に行こうと決めた瞬間から知っています。「移住した時に住む“のまど間”を作るお手伝いあるらしいよー」と伝えた時には、即鳥取に行ってました。このエピソードだけでももの凄い行動力を持った姉妹ということがわかるはず笑

ちなみに僕より先に平澤牧場にも行ってたみたい。不思議な縁ですね!
平澤牧場で大山ポーズをする佐藤姉妹☟



そんなシュガーシスターズの妹はなちゃんが地元香川で巡り会ったのが、松賀屋、そしてシェアビレッジ仁尾という取り組みです。
「いつかコラボしたいね!」とは話していて、今回はなちゃんと代表浪越さんの協力があり実現しました!!

シェアビレッジ仁尾って?

地域振興に関わっている方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれない「シェアビレッジ」という取り組み。シェアビレッジとは、「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」という考えのもと、消滅の危機にある古民家を村に見立てて再生させていくプロジェクトです。



年会費を「年貢」、飲み会を「寄り合い」、イベントを「一揆」などネーミングも非常におもろいです。

グッドデザイン賞なども受賞し、世間を賑わせたシェアビレッジ。秋田に続き、その二つ目の拠点が香川県仁尾町にある松賀屋なのです。

”地元香川”&”村”というキーワードに、はなちゃん自身もピンときたのだと思います。今は、”家守”という役目を通して、このシェアビレッジ仁尾、そして松賀谷を盛り上げています。



地域に根ざした団体があるつよさ。

そもそもこのシェアビレッジの取り組みを、仁尾町で実施できることになったのは、地域に根ざした団体があったからです。秋田で一斉を風靡したシェアビレッジという取り組み。しかし、秋田で上手くいった事例が、他の地域でうまくいくとは限りません。というか上手く行かないことの方が多いと思います。

地域起こしの成功事例などがよく取り上げられていますが、それをそのまま取り入れるのは本末転倒だとおもってます。なぜなら、その場所だからこそできることにこそ価値があるからです。

その部分を、地域に根ざし考え続けてきたのが一般社団法人「誇」さんです。「誇」さんがいたからこそ、仁尾町松賀屋に合ったシェアビレッジにローカライズできたのだと思います。こういう新しい取り組みこそ、地域に根ざした方達の協力は必須。

代表の浪越さんともお話させて頂きましたが、「仁尾」という町を「松賀屋」を通して盛り上げていくビジョンには、地域に根ざして活動しているからこその厚みがありました。それと同時に、はなちゃんに任せている部分も多く、若者を巻き込みながら地域を良くしていきたいという思いがヒシヒシと。

また、今回松賀屋という場所で、他地域の催しごとをするのは初。快くイベントを快諾して頂けたことに感謝です。それでは実際のイベントを振り返って行きましょう!

DAISEN PARTY in 松賀屋

今回は大山野菜と鳥取蟹&イノシシの鍋&大山食材BBQ。山の幸・海の幸を味わえるてんこもりの内容で開催!
さっそく持ち込んだ食材&その食材を使用したメニューを紹介!

今回持ち込んだ食材。

□鷲見さん家のニンジン
□みっつ農園じゃがいも
□みっつ農園里芋
□みっつ農園バターナッツカボチャ
□みっつ農園ネギ
□平澤牧場の大根
□平澤牧場の味付け豚肉
□米澤さん家の椎茸
□モリタニさん家のはでかけ米(新米・ひとめぼれ)
□山芳海産の松葉蟹
□日本猪牧場の猪肉

そして今回は、料理人ともコラボレーション。地元食材を活かすには、地元食材を知る人にも協力してもらいます。

今回コラボした料理人
高橋龍太

琴浦町地域起こし協力隊として活動。活動のメインは鳥獣被害対策。イノシシハンターとしても日々奮闘しています。
最近では、Book Cafe「ホンバコ」のチャレンジショップ制度を利用して、イノシシ料理を振る舞うジビエBARもはじめました。今回は、「面白そうなら、なんでもやります!!」と僕の誘いに二つ返事でのってくれました。ありがとう!!ドラゴンだからこそできるジビエ鍋を用意してくれました。

☟ドラゴンについてもっと知りたい方はこちらからどうぞ☟
(関連記事「【おにぎりランチ】火をふく秘密の作戦会議」)

当日の様子

それではかるーーく写真で振り返り。

蟹鍋の出汁は、親ガニ(松葉ガニの雌)からとりました。親ガニからとった出汁は絶品。ちなみにこの親ガニ漁期は、資源保護の為、11月6日から年末12月31日までのわずか約2ヶ月間。まさに今しか食せない旬の食材です。

こちら親がに。これを全て出汁に使います。

蟹鍋の出汁を作り中。

猪鍋の出汁を作り中。

準備が終わり、参加者の方々がぞくぞくとあつまりはじめます。
今回は、会のはじめにちょっとしたフリートーク。その後は、大山町観光プロモーションムービーを披露しました。

先頭ではなしているのが自分

みなさん親身になってお話を聞いてくださいました。
お話が終わりパーティースタート!
参加者の年齢層も幅広い。みなさんの「美味しい」という言葉が何よりも嬉しいです。

テーブルには蟹鍋と猪鍋
ご家族でご参加くださいました。

松葉ガニ(雄)の身はプリプリ

若者もたくさん!

最後まで残ったメンバーで集合写真!

以上です。
会の終わりにはみなさん洗い物まで一緒に手伝ってくださり、感謝いっぱいでした。帰りの車でも終始「なんかほっこりしたねー」とはなしていました。
そんなほっこり満載のDAISEN PARTY  in松賀屋となりました。

競争ではなくて、いっしょに創る心持ち。

こうして地域を拠点で頑張っているひと同士で繋がれることは、お互いにとってプラスの方が大きいと思ってます。前回のBlog内の言葉を引用すると…

実際に、地域同士でコラボする意味はぜったいにあるとおもうんだよね。
他の地域とコラボしたり魅力の掛け合わせをしていくと、より一層自分の地域の輪郭がみえてくるし。
自分たちの魅力だけを発信してても、それは自分たちどまりで。たぶんその先も大事で。
より相手目線に沿って考えるべきことは、良いと思う物をカタチにしつつも良質な選択肢を増やしてあげること。大山を売り込まなきゃ行けないのに矛盾してるよね笑
でも鳥取県大山が良いと思う人がいるように、山梨県北杜市が良いと思う人もいて、京都丹後を良いと思う人がいる。
自分にとって大山は一番だけれども、それが相手にあてはまるとは限らない。もちろんめちゃくちゃ魅力を伝えはするんだけどね笑でも結局は、自分の好きに合った場所に辿り着けるのがいちばんいいわけで。
その一番良いミスマッチがないカタチをつくるためにも、良質な選択肢を増やしてあげることは大事。そのために、自分が良いなと思った場所や地域とコラボしていきます。
ひとつのテーブルにその人が求めていることを、すべて出してあげる。自分の地域だけでなく、その人にあった他の地域を紹介してあげたり。自分が暮らす大山が好きだからこそ、良さを知っているからこそ、楽しめると思える人もわかる。誰でも彼でもじゃあなくて、そういう人にきてもらいたいからね。
そのためには、自分自身がほかの地域の良さを知るのも大事。
そもそも人って旅するの好きなわけだから、いくつも好きな場所があってもいいと思うしな。夏は◯◯、秋は◯◯、冬は◯◯、春は◯◯みたいな感じで。
相手にとって、なにが一番良いのかを常に考えながら、寄り添うくらいな感覚でやっていきたいよねー!(関連記事 目次「活かし合いで、見える大山の輪郭。」)
そんな心持ちです。松賀屋とても良い場所でした。でも仁尾の全貌をまだまだ堪能しきれていないので、また近々足をはこびますね!
DAISEN PARTY当日の様子よりも、仁尾の説明の方が長くなってしまいましたが、それで良し!香川県仁尾町の方に、大山を触れてもらえたので、次は逆。仁尾をまだ知らない人が、知るキカッケになればいいなと思います。
それではまた会う日まで!
香川県のみなさん、仁尾町のみなさんありがとうございましたー!!!!

今回お世話になったところ

香川県仁尾町 松賀屋
ところ:香川県三豊市仁尾町仁尾丁980



一般社団法人「誇」
ところ:香川県三豊市仁尾町仁尾丁980



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