今歌 「できっこないをやらなくちゃ」サンボマスター
やっほー!!!!!!
東京から戻り、大山での生活へ。そして、本日は毎週金曜恒例のFamilyMart米子警察署前店での『大山朝どれ野菜市』をしてきました!
【Family Mart大山朝どれ野菜市】おはようございます!!!本日も元気にお野菜紹介してまーす!— まーしー (@maashii_taiyo) 2017年9月28日
野菜も秋野菜へかわりばえ。
そして本日から、さつまいと、さといも、レッドアンデス(じゃがいも)が新登場!里芋売れ行き好調です!
9時までやってますので、お時間ある方はぜひー!!! pic.twitter.com/s72SWgRj8b
本日もたくさんの方に足を運んでいただきました。
つぶやきからも分かるように、野菜も秋野菜へと変わりつつあります。
季節が変わるよ~!
そしてそんな季節が変わりつつある本日、とうとうみっつとの農業の観光プログラムがスタートしました!
『暮らしに触れる』がコンセプトのOrangeTrip。
まさにその暮らしに触れることができる観光プログラムがはじまります。
その名も『DAISEN Farmer Experience~農家の一日をプチ体験~』
ここにたどり着くまで長かった!楽しかった!
「農業の体験プログラムなんてどこにでもあるし、作ろうと思えばいつでも作れるじゃん。」
…確かに。
しかーーーし、ちゃんと自分にとって、大事にしたいことを経たうえで、農業の体験プログラムを作りたかったんです。
やっと、やっと、できました。
東京から鳥取県大山町にやってきてから、913日目。
913日目の一歩です。
『それって、誰のため?』
農業の体験プログラムはだれのためにあるのか?
そんなことを体感した出来事がありました。
鳥取県大山町の地域おこし協力隊観光部門として赴任してそんなに経たない頃。
農家の方と協力して、ツアーとして農業体験を受け入れる機会がありました。
当時は、ちょっとしたお手伝いでそのプログラムに同行して、打ち合わせを含めた実際の現場を見るのが目的でした。
当日は、参加者の方はものすごく喜んでくれて、ツアー自体は大成功。
大山町は一次産業が非常に盛んなので、今回のように観光とかけあわせれば、農業自体の価値もあがり、きてくれたお客さんも楽しめる。
めちゃめちゃいいこと尽くし!と意気込んでたのを覚えている笑
しかし、実はその後農家さんと話し合う機会があり、
大成功だと思っていたツアーの裏には、農家さんの苦労があることを知りました。
まずツアーを持ちかける相手は、農家の生活スタイルを意識していないことが多い。
そのため、仕事が忙しい時期や、繁忙期などを考えずに、はなしにきたりすることがあったみたい。
農家さんにとって、『観光』は主の目的ではない。
それにも関わらずツアーを持ちかける相手は、『観光』を主ではなしてくる。
農家さんと同じ立場に立って話そうとしても、農家さん自体の生活スタイルを想像できてないと、本当の意味での話し合いはできない。
その結果、気持ちにギャップがうまれてしまう。
ツアーをカタチにするまで、ツアーにきてくれた一般の人との触れ合いが終わったあと、そのどこかで農家さんにとって気持ち的な負担になっていたら元も子もない。
この時に、いくら表面的な見栄えがよくても、いくらお客さんが喜んでくれたとしても、農家さんにとって価値があるプログラムを作らなければ、意味がないと感じた。
というか単純に、一緒にやってくれる人が楽しめないことはいやだった。もちろんプログラム自体も続いていかないだろうし。
この時の実感値は、ぼくがOrangeTripをカタチにしていく糧になっている。
OrangeTripのガイドはみなさん本業がある。そのなかで無理がない範囲で、協力してもらっている。少しずつ少しずつ協力してくれるガイドさんを増やしていくことで、全体としていつでも大山を体感できるプログラムがそろっている状況を目指している。
ただ、このガイドさんも誰でもいいわけではなくて、同じ熱量がある方たちに協力してもらっている。本当にありがたい。そして、その根本には信頼関係がある。
そこがないとただの表面的なプログラムになってしまうし、本当の意味での相乗効果はあらわれない。
芯まで熱がこもった観光プログラムでないと意味がない。
芯の部分まで時間をかける人はすくない。それは、外側からみたら全くもってわからないし、カタチにするまでには時間がめちゃくちゃかかるから。
でもだからこそ意味があると思ってます。
『誰のため?』は、自分にとってめちゃくちゃ大事な問い。
『地域のため』は、本当に『地域のため』になってる?
『農家のため』は、本当に『農家のため』になってる?
『誰のため?』は、いつも自分がいるべき立ち位置を気づかせてくれることば。
農家さんとの共通言語。
OrangeTripの方向性が定まったころ、いろいろとあり鳥取県大山町協力隊観光部門を卒業することになった。この卒業が決まるか決まらないかの瀬戸際にいた頃に、松本さんに取材していただいた記事は、これから何を目指そうとしていたかよくわかる記事。(気になる方どうぞ、関連記事『観光のゴールは移住。東京は楽しいけど、大山町はもっと楽しい。佐々木正志さんの熱量が凄い』引用元:ノマド的節約術)
つまりはこのとき目指していたことをカタチにするために、大山町地域おこし協力隊を卒業しました。三年間という限られたスパンではなくて、人生を懸けて自らが『ホンモノ』だと思う観光のカタチを、大山で突き詰めるために。
そして、それを実現するために、農家さんのもとでも働きはじめました。
(関連記事『ブロッコリーから広がる世界。』)
大山で暮らしている農家さんの立場になって、モノゴトを考えられるようになりたかったからです。
もちろん全てが全て分かるはずはないけれど、話しをただ単に聞くだけと、実際に農家さんのイチバン近くで一緒に身を持って経験するのとでは理解に雲泥の差がでる。
だからこそどんな状況であっても、お手伝いしていたブロッコリー収穫期は、どんな天候であっても、基本的に毎朝4時から12時までの収穫・箱詰め・発送はいっしょに作業しました。(一回めっちゃ寝坊しました、ごめんなさい笑)
そうして初めて、農家というシゴトをちょぴっと理解できたかなと思います。
農家さんと話すときの、共通言語をもてた。
そしてその経験が、今回の観光プログラム『DAISEN Farmer Experience~農家の一日をプチ体験~』に繋がっています。
『DAISEN Farmer Experience~農家の一日をプチ体験~』
そして今回できたのが『DAISEN Farmer Experience~農家の一日をプチ体験~』というプログラムです。
『暮らし』というのは、ふつうは一般の観光客はアクセスできない領域です。
しかし、ぼくは大山の日常、その『暮らし』こそ価値があると感じました。
今までの一回見て終わりのスタンプラリー的な観光スタイルで求められていた『非日常』ではなく、その『非日常』の先にある『日常』。それが僕が伝えたい『暮らし』です。
OrangeTripはイベント的なカタチで実施することが多いでしたが、いつでも体験できる『暮らしに触れる』観光プログラムがやっと一つできました。
東京から鳥取県大山町にやってきてから、913日目。
913日目の一歩です。
『DAISEN Farmer Experience~農家の一日をプチ体験~』三つの特徴!
①ありのままの農業体験
観光ツアーで良くあるような『収穫体験』ではなく『ありのままの農業体験』をしてもらいます。農家の仕事は、時期によっても天候によっても変わります。苗植えをしたり、雑草をとったり、土をおこしたり、収穫をしたり。その日に実施する農作業を一緒に体験してもらいます。そのありのままの体験にこそ価値がある。
②自然栽培・慣行農法農場見学
みっつは、慣行農法が盛んな鳥取県大山町にて、自然栽培にもチャレンジしています。そして実際に美味しい野菜もたくさんできています。しかし農薬と肥料を使わない自然栽培には苦労する部分もたくさんあります。そんなリアルなはなしを農場を見学しながら聞けます。美味しい野菜を作りたいというみっつの想いに触れてみてください。
③収穫した野菜や、旬の野菜はプレゼント
収穫した野菜や、旬の野菜はプレゼントします。ぜひとれたて野菜を家や宿に帰って食べてみてください。野菜は鮮度で味が変わります。大山の黒ぼく土、ブナの森がはぐくんだ天然水で育った野菜のおいしさを感じてください。
GUIDE:みっつ
そしてこのプログラムを担当してくれるのが農家みっつです!
ぼくが大山町地域おこし協力隊を卒業したあとに、いろんな農家さんたちに紹介してくれたのも、何を隠そうみっつです。みっつが築いてきた信頼関係の上にのせてもらったからこそ、農家さんたちの輪にすぐに溶け込めたのだと思います。OrangeBoxをカタチにできたのもみっつがいたからです。
そんなみっつの農業に対する知識と情熱、何よりもおいしい野菜を作りたいという気持ちはものすごいです。近くでみているからこそ、そのみっつの野菜をいろんなひとに食べてもらいたいと思います。
自然栽培野菜を作っているのも、「美味しい」という理由だけではなく…
肥料・農薬を使わずに美味しい野菜が作れれば、新規就農のハードルも下がるし、農業を志す人も増えるかもしれない。そんな自分以外の先のところまで見ています。
だからこそまずはOrangeBoxが、みっつの自然栽培野菜のしっかりとした販路になればいいと思ってるし、それをまずは実現します。
みっつは今後必ず農業というジャンルを面白く夢あるものとして魅せてくれる一人です。
そんなみっつが『DAISEN Farmer Experience』のガイドです。
もし少しでもピンときた方は、ぜひお越しください!
(関連サイト『申込ページ』『OrangeTrip』)
『OrangeBox』リニューアル
本日から、さつまいも、さといも、レッドアンデス(じゃがいも)が新登場!
そして秋野菜が出てくるタイミングでOrangeBoxもリニューアルしました!
じゃん!
どこがリニューアルしたかわかりますか?笑
前までは定期セットは一括払いでしか対応できなかったのですが、毎月発送であれば【三ヵ月分・六ヵ月分・十二ヵ月分・無制限】で一括払いなしで対応できるようになりました!月に一回の発送なので、野菜セットはすべてLサイズ対応となっています。
定期便頼みやすくなり、秋野菜出てきたタイミングなので、ぜひ注文もしてみてください!
OrangePaperという大山の情報誌 兼 僕からの手紙ももれなくついてきます笑
(関連サイト『OrangeBox』)
今回はOrangeTrip、OrangeBoxともに野菜中心の投稿でした!
東京から鳥取県大山町にやってきてから、913日目。
やっと一つ観光客の方がいつでもこれる『暮らしに触れる』プログラムをつくれました。
0から1をつくるまで913日。
でもこんなにギュッと詰まった観光プログラムは、なかなかないでしょ!
0から1になるまで、できることはたくさんある。
913日かけた『1』
913日目の一歩です。
自分にとっては、新しいスタートの大きな一歩。
ただ、まだまだ止まらないよ!
また次の一歩へ、よーーーいどん!!!!
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