2022年10月19日水曜日

【地域での関係性】「つながりの深め方」と「アプローチ方法」をすこし言語化してみた。

天候 曇り
今歌 「ピース」ふぇのたす



やっほー!!おはようございます!!
本日は早朝から、集落全体にチラシを配りまわっていました。
集落メンバー順々に回り、一週ごとにチラシ配り担当が変わります。
今回は僕が担当になり、朝から散歩もできて頭すっきりです。



そんなこんなで今回は、頭の中を整理シリーズ。
先日、鳥取県大山町で地域おこし協力隊を新たに募集する上でインタビューを受けました。
その際の質問に対する返答で、もう少し自分の中で言語化できた方が良いかも。
という質問があったので、今回は当時のやり取りプレイバック…!



インタビュアー「地域の中で関係性を作る上で、どんなことを意識してましたか?直感的な「センス」という部分もあると思うのだけど、論理的に意識していた部分は当時あったかな?」



まーしー「地域の関係性を作る上で、行動という点では、まずは自分で色んなところへ顔を出して知り合う。そして再度訪れると同時に、紹介したい大山の人のもとへ友達をドンドン連れていきましたね。」



まーしー「もう一つ環境という点でラッキーだったことがあり、当時開業したばかりのシャアハウスに暮らしていたので、暮らしているだけで、いろんな人が訪れてくれて勝手に繫がりができていきました。そういう意味では自ら動き関係性を作り、動かずとも関係性が作れる環境に身を置いていたのが良かったことですね。」



当時のやり取りを振り返りました。
ここで二点だけ補足&深堀していきましょう。



まず一点目。
なぜ「知り合った人(大山で紹介したい人)のもとへ、友達を連れていくのか。」
紹介したい人が好きだから、友達に楽しんでほしいからも勿論な上で、インタビューに添った内容で答えるなら、繫がりを深めていくため。



自分と相手だけの繋がりを一本の糸と例えるならば、友人たちとの繫がりの糸を増やすことによって、一本の糸ではなくなります。それが繋がりを濃くする、地域(そこに暮らすひとりひとり)での関係性を作ることにもつながりました。



そして二点目。
この繫がりの糸を増やしていく、「知り合った人(大山で紹介したい人)のもとへ、友達を連れていく」という行動。実はこの行動は、その人が営んでいるスタイルによって、細かい手順が変わるということです。



(…0か100かではなく、グラデーションがあることを前提として、分かりやすいように下記では例を出します。)



営みのスタイルを、説明しやすいように両極に分けてみると…



「場を開いてる側の人」~~~~~「場が閉じている側の人」
(~~~~~は0から100のグラデーション部分)



「場を開いてる側の人」とは、観光業者、宿、ゲストハウス、飲食業、コミュニティスペース、観光牧場、性質として開いてる人etc...



「場が閉じている側の人」とは、第一次産業従事者、普通に暮らしている人、性質として閉じている人etc...



ポイントとして、基本手順は変わらないが、「場が閉じている側の人」のもとへ友人を連れていく場合は、寄り添うべき点が一つ増えます。



それは、人を連れていく前に、自らが一緒に紹介したい人のイトナミを体験しておくということです。そうすることによって、閉じている場に、『入口』ができて、友人を連れていけるようになります。



振り返れば、地域おこし協力隊を一年で辞めて「暮らしに触れる観光」を作る上で、僕自身が第一次産業のお手伝いをしまくっていたのも、そこに繋がります。



ここができていないと、連れて行っても、相手の負担になり、繫がりを深めるどころか、相手との糸が切れる結果に繋がります。どちらにとっても、やるせない。どちらにとっても「なんでなんだろう?」になってしまいます。



まずは自分と相手との繫がりの糸を、人が通れる強度にしておくことがとても大事。もともと「場を開いてる側の人」は、人が通りやすい糸が標準装備されてるので、そこまで意識する必要はありません。



だがしかし、それが地域の当たり前だと思い、「場が閉じている側の人」へも同じアプローチすることは、ちょっと待ってみましょう。まずは相手の側にも立って考えてみてね。



ちなみに最初に、0か100でなく、グラデーションがあるという話しをしたけれども、「場を開いてる側の人」でも閉じてる場合はあるし、「場が閉じている側の人」でも開いてる場合もあります。人の性質により変化するものでもあるので、そこもしっかり相手とのコミュニケーションの中で判断するのが良いと思います。



以上、地域での関係性を作る上でのポイントを、「つながりの深め方」と「アプローチ方法」で言語化してみました。



ちなみに当時は言語化せず感覚的にやっていたことなのだけど、それを他の人が参考にできるように一部分だけ言語化してまとめてみました。
自分の頭の中の整理にもなるので、楽しい時間。



それでは、今日はこの辺で。
今日も一日張り切っていきましょう~!!!


 (暮らしの風景。早朝六時チラシ配りの朝焼け。)






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