わたげ荘はもちろん、『場』を運営する際に大事にしていることがあります。
それは、『人のせいにしない』ということである。
この『人』という中には、『相手』、そして『自分』のことも含む。『人のせいにしない』という言葉を使う時には、『相手』に焦点が定まりやすく、『相手のせいにしない』=『自分のせいにする』となりがち。
じゃあその『〇〇のせい』の矢印はどこに向けるのか?その時に、フォーカスするのが『場』における『環境』です。行動は、その『人』ではなく、その『環境』の影響が大きいと考えています。
自分の適性はもちろんありますが、『環境』の要素も人が行動を繰り出す際には、とても大切だと考えています。
だからこそ、何か問題が起こった時、何かを変えた方が良いなと感じた時は、その『場』の『環境』や『仕組み』にフォーカスを向けます。前置きが長くなりましたが、ここでわたげ荘のはなしに戻ります。
今回は、わたげ荘での『ごはんをふるまう』環境について考えたおはなし。
わたげ荘は、色んな人が集う場所であるが、それゆえに、ご飯を作る時間や食べる時間がバラバラだったりします。もちろんご飯に誘われれば、一緒に食べよう!とご飯会的な形になりますが、日常で暮らしている中では、それぞれが自分たちのペースで食事をしています。
そんな中で、それぞれがご飯を作った際に、もっと気軽に「ご飯いっしょに食べる~?」と声をかけられるようにできる『環境』があれば良いなと思っています。簡単に言うと、一緒に暮らしている人に、ご飯を気軽にふるまえる環境。
ここで大事なのは『人にふるまいたい』と思わせる『性質』や『心』を変える『仕組み』を作るのではなく。『人にふるまいたい』という思いを持っている人に対して、そのふるまいという『行動』をしやすくなるための『環境』や『仕組み』を作るということです。
そこで思いついたのが『ふるまいお駄賃』という仕組み。日々の暮らしの中で、一緒にいる人にご飯をふるまった時に、食費程度にしかなりませんが、『わたげ荘基金』の中から、1食300円ほどをふるまった人にお渡しする制度です。
これによって、『人にふるまいたい』と思ってくれている人にとっては、ご飯を気軽にふるまえる環境に繋がるのではないかなと思いました。
と言っても、ここまでは『仮説』なので、まずは実践とうい名の実験からはじめていきます。こうして『人』ではなく、『環境』に目を向けて、少しづつ少しづつ考えながら変えていきたいなと思います。
『人』は変えられないし、変えなくてよいし、むしろそのまんまがいちばんです。
そのまんまが一番活きるような『環境』や『仕組み』にこれからも目を向けていきます。
と、ここまでつらつら言葉を書いてますが、言いたいことはただひとつ。
現場からは以上です。
それでは、今日も一日張り切っていきましょう~!!!
紹介したいもの
■「リトルプレス博2」
ハレアメ出店決定!11月27日(日)に開催される「リトルプレス博2」。昨年初めて開催して大好評を得た「リトルプレス博」。リトルプレス作家さんが広島 蔦屋書店内に出店をして、リトルプレス作家さん全員によるリレートークもあります。第2回目となる今回は、さらにリトルプレス作家さんの出店も増やし、15のブースに出店。見たことのないリトルプレスを多数ご紹介。詳細は下記画像をクリック!
■「ハレアメ~第一次産業はポップカルチャー」
ハレアメは「#第一次産業はポップカルチャー」をコンセプトに掲げ、「晴耕雨読」に由来するローカルカルチャー誌です。第一次産業に近い人と遠い人、それぞれの距離を縮めたい、と2019年3月に創刊、隔月発行。自然に寄り寄り添った人々のいとなみを「文化」として紹介し、生産物(=作品)をより楽しめるレシピも掲載。詳細は下記画像をクリック。
■「小さな投資プロジェクト」
鳥取大山で、あなたの興味を形にしませんか?営利、非営利問いません。形にしたいあなたに、シゴト場カケルから資金(1/5/10万円)を提供します。興味ある方は下記からエントリー。
エントリーフォーム:「小さな投資プロジェクト」
■「小さな投資プロジェクト」応援寄付メンバー募集
鳥取大山で運営しているシェアオフィスの応援プロジェクト「小さな投資プロジェクト」継続寄付メンバー募集中です。まずはページを覗いていただけると嬉しいです。
(詳細は画像をクリック)
■シゴト場カケル
鳥取大山で運営しているシェアオフィス。クラウドファンディング、クリエイティブサポート等の相談は、サイト下部にあるメールアドレスからどうぞ。写真、デザイン、動画制作、イベント企画立案、クラウドファンディンまで、各ジャンルに特化してるメンバーでチームを組んで対応します。
0 件のコメント:
コメントを投稿