今日のテーマは『関係人口』。
今回の記事の主役のレオンは鳥取大山にやってくるのは三回目。こうして足を運んでくれるレオンは、東京で実施している大山イベント（大山パーティー）にも度々足を運んでくれている。（関連記事「【DAISEN PARTY in TOKYO】ふきあれるDAISEN旋風～参加者500人突破～」）
今回の新婚旅行も、奥さんと出会った当初から大山を激押ししていたらしく、
「やっと新婚旅行で夢の地へこれました。」と笑顔で大山訪れるキッカケを話してくれた。
そうして、何度も足を運んでくれる人々を巷では『関係人口』という。
しかしこの言葉は、受け入れる地域側が、しっかり理解して使わないとけっこう危険な言葉だとも思う。
なぜなら「関係人口」は、あくまで「何か」の「結果」であって、「目的」ではないからだ。
「何か」の結果として、自然に生まれるものなのだ。ちなみに今回のキッカケとなった「何か」は「観光」。
2017年に初めて訪れた鳥取大山への「観光」を通して、大山の魅力を知り、結果として今の関係性ができあがっているだけなのだ。
「関係人口」というワードが生まれ使われていくうちに、鳥取県が主導している「関係人口」の団体も誕生している。その一つに委員として招かれ参戦しているのだけど、戦略資料には『「観光」から「関係人口」へ』と書いてある。
これが落とし穴でもある。
あくまで「何か」の結果として、自然に生まれるものが「関係人口」。『関係人口』を目的に、作った関係性は長くは続かない、コントルールされて作られた「関係人口」は広がらない。
その前提理解がウルトラ大事だと思います。「関係人口」は人と人の繋がりなわけだから、それをコントロールしようとすること自体がナンセンス。目的化できるなら、コントロールできるなら、それって『関係人口』という言葉を使って、自分たちのために、関わる人を手段化、道具化しようとしているだけなんす。
もし『関係人口』に力を入れたいのであれば、『関係人口』を結果として生み出す『何か』に力を入れるのが大事です。『関係人口』を目的化しないアプローチ。
なので、もし『「観光」から「関係人口」へ』という言葉を言い換えるなら、『「観光」を活かした「関係人口」へ』という表現が適切だと思いました。
ちなみに『関係人口』は『地域の生産者側』に回ることだと思っています。「観光客」が「地域の消費者側」だとすると、その「観光」を活かし、その場のファンや理解を深めることによって、『地域の生産者側』に回れるような仕組みが重要。
観光サービスとして、魅力を享受するだけの場合は、「地域の消費者側」。※もちろんその関わり方は「観光」という面を重視すれば重要。
観光サービスとして、魅力を享受するだけの場合は、「地域の消費者側」。※もちろんその関わり方は「観光」という面を重視すれば重要。
ただそこから自分たちのホームに戻り、地域の魅力を伝えてくれる人になることは、『地域の生産者側』に回ることでもある。今回の新婚旅行のように、芝農家さんのお手伝いすることも、とってもわかりやすい『地域の生産者側』に回ることだよね。
「関係人口」に力を入れるなら、「消費者側」をベースにした取り組みはサヨナラ。「ホスト」と「ゲスト」の枠を取り払う形が「関係人口」を最大化するには重要ですね。
ここから話すとまた長くなっちゃいそうなので、今日はここまで。
以上、記事の深堀シリーズでした。
それでは、今日も一日張り切っていきましょう～！！！
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